旅の特色とあらまし
日本には「お稲荷様」や「稲荷神社」が全国に3万社以上あると言われます。「稲荷」という言葉からは「狐」が思い浮かびますが、狐は神使であって稲荷神そのものではありません。狐が稲荷神の神使とされるようになったのは平安時代からと伝えられています。
稲荷神社は、元来は五穀豊穣を司る神でしたが、時代を経るにしたがって商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神としても信仰されるようになりました。
全国3万社以上ある稲荷神社の中でも、とくに主要な三社が「日本三大稲荷」とされますが、稲荷神社の総本社である「伏見稲荷(京都)」は数えるとしても、後の二社をどこにするかについては、文献や寺社ごとの見解で異なるようです。
今回のプランは、「大日本史」などの歴史書や稲荷信仰事典で「三大稲荷」とされている「伏見稲荷(京都府)」「豊川稲荷(愛知県)」「祐徳稲荷(佐賀県)」の3つの稲荷神社を5日間で詣で、商売繁盛や家内安全を祈願するグリーン車の旅です。